一つに絞らない

NexA Voice #088で、事業を一つに絞らない戦略の話をした。普通は「選択と集中」と言われる。一つに決めて、そこに全部を注ぐ。それが正しい場面もあると思う。

ただ、今は状況が変わる速さが違う。AIで作るコストは下がり続けているし、昨日まで当たり前だったやり方が、数か月で通用しなくなることもある。一つに賭けて外れたとき、次の手がないのは怖い。

当たるかどうかは、出してみないと分からない

何が当たるかは、やる前には読み切れない。考え抜いたつもりの企画が刺さらないこともあるし、ついでに作ったものに反応が来ることもある。

だから、小さく作って、出して、反応を見て、直す。この回数を増やすほうが、正解を先に当てようとするより確かだと思っている。AIで一つあたりの手間が下がったぶん、その回数は前よりずっと増やせる。

最近も、いろいろ出している

実際、ここ数週間でもいろいろ出した。ふたりの誕生日から壁紙を作るiPhoneアプリ「あいいろ」、細長いバーで残り時間を見せる「FloatBar Timer」、AIのAPI料金を試算するシミュレーター、それから世界の暴動・騒乱を100件並べたランキングまで。

並べてみると、ばらばらに見えると思う。でも、どれも「思いついたことを、動くものにして外に出す」という同じ動きの中にある。全部が当たるとは思っていない。当たらなかったものからも、次に何を作るかの材料が残る。

変化に合わせて、変わる

いろいろやる、というのは、思いつきで散らかすことではない。変化が来たときに、すぐ乗り換えられる状態を作っておくことだと思う。

新しいモデルが出たら試す。使われ方が変わったら作り直す。うまくいかなかったら止める。その判断を速くするために、手を動かし続けて、選べる手を増やしておく。これが、これからの自分の仕事の指針になると思っている。

考えが近い人と、何か一緒にやりたい

この考え方に近い人とは、ぜひ何か一緒にやりたい。新しい事業を小さく試してみたい会社、作りたいものはあるけど形にする手が足りない人、同じようにいろいろ試している作り手。形はなんでもいい。

まだ何をやるか決まっていなくても大丈夫。話してみて、試せそうなことがあれば小さく作ってみる。合わなければ、それが分かったということで次に行けばいい。

連絡は、このサイトのnariyachanか、Xから気軽にどうぞ。

なので、これからもいろいろやる

一つの答えを決めてから動くより、動きながら答えを変えていく。その過程も、ここやYouTubeに残していく。

というわけで、これからもいろいろやっていくので、一緒にやれそうな人はぜひ声をかけてほしい。