正月ちょっと田舎を見てきた。
前から思ってたけど、メディアが煽る程に酷い不況になる、という確信は俺の中には無い。
「何が起きるんだろう」「備えは必要なのかもしれない」
という所まではあるが、「このぐらい落ちるだろう」という予測の範囲は俺のなかでは大分ゆるくて、日本が1900年代前半の世界恐慌に近くなる、というのは現実的には可能性は低いと思うのだ。
もちろん不況にはなるし、何年かは景気は低調だろうし、アメリカはバブルだったし中国もバブルだったし、投機の世界的体制は見直しが入るのだろう。
でもたかだかそこまでだと思う。
年間2兆の利益を上げてきて、内部留保金30兆overのトヨタが「たかだか」数万人の派遣を切る、というのはおかしい。
それにあんだけ金持ってて経団連と仲良しのトヨタは当然シンクタンク的機能の組織だってあっただろうに、「未曾有の危機」というスタンスをいきなり押し出してるのも違和感がある。
想像するに
- ぶっちゃけ今年ぐらいには危機だろ, ってのはもう皆さん大分想像してた((俺ですら2008,2009両方で米中経済が崩壊しなかったら変だと思ってたぐらいだし)
- 単にどのぐらい大きくなるかが予想しづらかっただけ
- トヨタは「今後長期にわたって」「旧体制」の工場、人に関して選別を行い、かなり多い割合を閉鎖・売却する事があり得る、という決定は行っていて
- 派遣切ったのは、きっともっと前から決まっていた既定路線で、それが不況という事になったから理由付けしやすく行動しやすかっただけ
- マスゴミで上記を大々的に報道しないのは、経団連なりトヨタから無言有言のプレッシャーがかかってるから
だけなんでしょ?
「トヨタは旧型のガソリンだけで走る自動車から撤退します。だからそれらの工場で働く派遣の人たち全員クビ。正社員の人たちはさすがに何だからなんとかします」
とかが、平時に行われたらさすがのマスゴミでも叩かないでやり過ごすわけにもいかんだろう。
キャノンあたりも似たようなものな気はするがちょとわからん。
まぁ企業だから営利活動に勤しむのは悪ではないが、倫理的には30兆の1%未満で救える派遣の人達を救ってないって話は世論の賛同は得られないだろうなぁ..
30兆金持ってる会社が潰れんのは、次世代車の世界で覇権を取れなかったとき以外は無かろう。
でも「多分経済このぐらいだろう感」はなんとなくつかんだ。
これで今年の方針は切ろう。
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